一人暮らしの浄水器選び


今回は、ワンルーム一人暮らしを軸に浄水器を選んでみた。
健康に気をつけたり、節約をしたり、近頃だとテレワークなどで時間ができて、自炊をするようになる人もいると思うが、ある程度それが板についてくると、とある困りごとに直面することになる。
かく言う管理人も外食中心に生活していたときは、定期的に2リットルのミネラルウォーターを何の気なく購入して飲料水としていた。そして近ごろ自炊をするようになり、いくつかの困りごとに直面することになったのだ。その困りごとを解決するために、浄水器を買うことにしたのである。
水を買い続けると直面する困りごと
ゴミ
とにかくゴミがたまる。特にごはんを炊くため大量の水を使うとようになり、飲む分も含め1日に1本以上は空けるようになった。
置き場所
上述のゴミが出ると当然置き場所も必要になる。管理人の住んでいる地域は資源ゴミの回収が週1であるため、なおさら圧迫される。それから買いだめしたペットボトルの置き場所も必要だ。
コスト
もちろん外せない困りごとのひとつ。購入費である。一本おおよそ100円だとして、毎日1本のペースで飲めば、ひと月で約3000円かかってしまう。
この3つの困りごとを解決するために浄水器を買おうと考えた訳だが・・・・・・。
ライフスタイルに合わせたい、浄水器選び
何かを買う上で自分のライフスタイルに合っているかを考えることは大切だと管理人は思う。特に今回は水周りのアイテムであるため、サイズやメンテナンス性は、ある程度の導入コストよりは重視したい。カビが生えて不衛生になったり、狭い台所を圧迫して使い勝手がわるくなり、掃除や自炊が面倒になり結局ペットボトル飲料水を買うことや外食に逆戻りしては意味がないのである。

代表的な浄水器は現在こちらの4種に分類される。狭いキッチンでの一人暮らしでの使用を考えると、はやり蛇口直結型一択だろう。
蛇口直結型は4タイプ
さて、浄水器選びの核心に迫っていく。
蛇口直結型の浄水器を選ぶ上で、管理人は勝手に4タイプに分類した。
メーターあり | メーターなし | |
---|---|---|
サイド たて型 |
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バック よこ型 |
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狭い台所のためサイズを重視して、カートリッジが後ろに付いているタイプから選ぶことに。
製品そのもの実質的な体積は大きく変わらないものの、やはりサイドに”でっぱり”があるのは威圧感もあり、洗いもの時にじゃまになってくるだろう。であるならば蛇口パイプのデッドスペースを利用したバックに付いてるタイプが良さそうだ。
メーカー別、製品ピックアップ
蛇口直結型で、カートリッジが後ろについているタイプをネットや量販店で販売されている主要メーカー3社の製品からピックアップしてみた。カートリッジの交換タイミングは、メーカーが定めた使用期間と使用量で2軸になっており、そちらもあわせてまとめてみた。
トレビーノ スーパーシリーズ(東レ)
使用期間(1日10L) | 使用量 | 交換用カートリッジ |
---|---|---|
2ヶ月 | 600L | 交換用カートリッジ STC.V2J [2個] |
ケミカルクリンスイ CSPシリーズ(三菱)
使用期間(1日10L) | 使用量 | 交換用カートリッジ |
---|---|---|
3ヶ月 | 900L | 交換用カートリッジ HGC9SW [2個] |
パナソニック 浄水器 TK-CJシリーズ
使用期間(1日10L) | 使用量 | 交換用カートリッジ |
---|---|---|
12ヶ月 | 4000L | 交換用カートリッジ TK-CJ22C1 [1個] |
パナソニック浄水器のカートリッジのみ、メーカー推奨の使用期限(1年)があるので、一人暮らしなら1年で4000リットル使うのは現実的ではないため、メーターなしモデルを選択することでコストを落とした。
東レと三菱は使用期間の目安を記載しているだけで、特に使用期限は定めていないので、使用量ぎりぎりまで使うことを考えるとメーターは必須だ。ただし、使用期間の目安を大幅に超えての使用は少し不安がある・・・・・・。
1日3リットル使用した場合の交換タイミング
なぜ3リットルなのかというのは、人が一日に必要な水の量は厚生労働省によれば、人は一日に2.5リットルの水分を摂取しているらしいので、一人あたり一日3リットルくらいの使用を考えれば良いのではないだろうかという、ざっくりとした目安だ。ちなみに飲み水だけだと必要な水分は1.2リットルだが、料理で使う分や浄水器の洗浄分も考慮した。
上述を参考に一日3リットルの使用をベースに、各社交換タイミングを整理してみた。
製品 | 使用タイミング(1日3L) |
---|---|
東レ SX606V | 約6ヶ月半 |
三菱 CSP801WT | 10ヶ月 |
パナソニック TKCJ12 | 12ヶ月 |
あとは、本体価格とカートリッジ価格を照らし合わせればランニングコストが出るだろう。
ランニングコスト
ピックアップした3製品のランニングコストを比較してみた。条件としては一日3Lの使用と前項の交換タイミングにあわせて交換用カートリッジに交換することとする。

※価格は2020/07/04時点のRakuten Bicの価格を参考にしています。
※時期によって価格は変動する場合がございます。
※1年目は本体代+交換カートリッジ、2年目以降は交換カートリッジを交換した場合を想定。
管理人が購入した製品
最終的に管理人は、パナソニックの浄水器TK-CJ12を購入した。
なんだかんだ年1交換で良いのは、ズボラな一人暮らしにはにはとても魅力的。
最もコストの低いクリンスイも魅力的だが、メーカーが3ヶ月以上の使用について何も言及していないのは不安が残る。であれば、1年で交換と明言されているパナソニックのほうが、メンタル的なパフォーマンスが高いと管理人は考えた。